Life is very short. TSUKION BLOG

無知と偏見を経験が凌駕する!

友だちの数が自慢なやつと、友達はいないと自虐的なやつ。そんな友達を持つ自分。

どちらにしても、なんだか間違ってるよなー

 

どんな話題を振っても

「ああ、そこに友達がいるー。」とか

「ああ、それ友達が持ってるー。」とか

とにかく「友達」に囲まれている感を全面的に押し出す、私の友達がいる。

私と彼女は四半世紀を越す長い付き合いであるが

そんな友達の話は聞いたこともないし紹介されたこともないということが多い。

 

一方で、

「私は友達いないから。」と言ってはばからない、私の友達がいる。

いや、私も「友達」にはカウントされていない可能性があるが。

彼女ともかれこれ30年の付き合いだ。普通は友達じゃ?

 

2人ともに

ごく普通に長い付き合いを続けていて

ランチやお茶、ショッピング、カラオケ、と

ごく自然な距離感で遊んでいる。

2人とも悪い人間ではないし、いやむしろ気の合う子だから

こうして長年続いている。

 

だが、時々こういう上記のようなことをいうのである。

 

「友達の数自慢」をAちゃん、「友達ゼロ自虐」をBちゃんとしよう。

そんなわけで私はこのAもBも

ときどきイラッとすることがあるので困るのだ。

 

そこで私なりの分析を試みる。

Aの「友達」の大半は「知り合い」であると思う。

ただの知り合い。

または通りすがり。

ほぼ他人である。

これは私が、友達の多いAに嫉妬して言っておるのではない。

一生に一度以上の関わりを持つか

さらには彼女のアドレスに名前があったりすれば

それはもう彼女にとっては「友達」なのだ。

しかし、そんなことあろうはずがない。

ああそうねと納得するわけにはいかない。

ハッキリと、それは違う、と思っている。

友達って言うのは少なくとも一度会話しただけの人ではないし

アドレスにのった名前が多ければいいってもんではない。

ほっておけばいいじゃないかと思われるかもしれないが、

この、みんな友達という勘違いでいろんなことがある。

某所にあるちょっと名の知れたカフェに行くんだとAに行ったら

「あーそこ、友達が働いてるー。」とA。

「よろしく言っといて~。」とまで。

賢明な読者様にはもうおわかりだろう。

そのカフェの方は申しわけなさそうに

そして

ハッキリと

「いやぁ知らないっす。」

きっと例によって

一度ぐらい会話をした程度の人だったのに違いない。

なぜAは彼を友達と認定してしまっているのだろう。

解せない。

 

一番困るのは

私とAの意見が違った時だ。

あーだよ、こうだよ、いや違うよ、などという会話はごく普通に

お互いが我を張ったまま終わればそれでいいのに

Aは

「友達が言ってたよ。」というのである。

またかよ、と正直思う。

それはどこの誰で

いつ、何月何日何曜日、地球何回周った日に聞いたのか、

と問い詰めたくなるが、しない。

第三者という証人の登場で

楽しい言い争いは幕を閉じる。

 

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さて、次はBちゃん。

例えば

「マーベリック観た?」と聞けば

「映画観に行く友達いないよー。」

「最後にディズニー行ったのいつ~?」と聞けば

「ディズニー行く友達いないもーん。」

悪げもなく言う。

とにかく彼女は

友達がひとりもいないのだと

堂々というのである。

目の前の私はどうするのが正しいのだろうか。

しかし彼女は時々私を

お茶やランチに誘うのである。

そして

子供の話や、夫の話や、お金の話や、将来について

面白おかしく語り合うのだ。

わたしが友達でなくて何なのだ。

これを分析してみると

彼女は過去にこっぴどい裏切りに会い

自己防衛の為に先回りしてあえてこういうことを

ときどき挟み込んでくるのではないか?

これは全て私の、BBA特有の想像であるが

そんなことでもあってくれないと

こっちがやってられない。

 

 

 

こうして色々考えてみて

言えるのは

AにしてもBにしても

なにか無意識の自己防衛が働いているのではないかということ。

Aはいわゆる「マウントをとる」ということも含んでいる。

虚像の人気者だ。哀れだ。

Bは傷つくぐらいなら関係性を先に絶っておこうと。

いさぎよいがかなり卑屈だ。

 

やはりこれは

2人ともこの先生きづらくなるぞ。

 

「友達」と「知り合い」は違う。

いつまでもラインの友達リストの多さに満足してるなんて

バカなことから脱却して

たったひとり

連絡が取れなくなったら

本気で自分を探してくれるような人を

血眼で探せ!A!

 

 

本当に「友達がいない」と言い切って生きていけるのは

一部のお金持ちで

将来の心配も何ひとつなくて

友達じゃなくてもまわりにお付きの人かなんかがいるような

そんなひとが

勘違いして

ひとりぼっちでもないくせに

ひとりを楽しんでいるみたいなことを

言ってるんだぞ!B!

 

 

そんな二人の

友達であるのかどうかも

解らなくなりつつある私は

果たして正しいと言えるの?

自問自答したほうがいいのかな。

付き合い長いから、

ま、いっか。