Life is very short. TSUKION BLOG

無知と偏見を経験が凌駕する!

歳の差夫婦  メリット、デメリットを年下側から観察する

13歳年上の夫と暮らして25年が経った時

 

 

歳の差夫婦のメリット、デメリットを年下側からの立場でご紹介します。

この歳の差アリなの?

小さな迷いの払拭に少しでもお役に立ちますように。

では、早速行きましょう!

 

 

メリット

 

1.言い訳、言い逃れが言いやすい

「年下なんだから許しなさいよ。」と平気でいえます。

「13歳も年下の人間を相手にそんなにムキになるなんてあなたは人として破綻しているのではないか。」

主にケンカの時に用いる言葉ですが

効き目があります。

そりゃあそうでしょう。

中学生が生まれたての子供相手にムキになってるのと同じ年の差なんです。

高確率で夫を黙らせることに成功してきました。

歳の差がある限り、つまり永遠に使える技と言えるでしょう。

 

2.厄介な対応を全て押し付けられる

セールス、勧誘などはもちろんのこと、

なにか大きな買い物の時、

例えば家だったり車だったり、何かしらの手続きや話し合いが必要なものに関して

全てを委ねられます。

「長く生きてるんだから私なんかよりそつなくこなせてあたりまえだろ。」

と言外に滲み出せばよいのです。

「滲み出す」というのが肝ですのでお間違えの無いよう。

ストレートにぶつけるようなことはしません。

「何度も経験済みよね。」

「慣れてるわよね。」

「年上だものね。」

「13歳も年上だものね。」

というようなことをやんわりと言葉の端々に乗せればいいのです。

しかし

面倒くさい手続きを委ねてはおりますが

要求は全て通します。

全ておっとの思う通りに、ということであるわけがありません。

いささか強引な要求も夫という名の交渉人に通していただきます。

なんてわがままな!と思いますか。

13歳年下の配偶者は大抵わがままが許されるのです。

 

3.んで、わりとマジで頼りになる

やはり夫もワタクシの言葉マジックによって

「俺はかなりの年上なんだ。」という自覚を持って生きています。

しかも、歳の差夫婦なら誰もが

こんなおじさん(またはおばさん)と結婚してくれた若者、

という感覚を配偶者に持っているのです。

そんな風に思ったことは実はないんです。

でも、そう勘違いしているならしておいていただければ

長い結婚生活にはなにかと利点があるのです。

若い妻、若い夫がいるって

それだけでうらやましがられたりするものです。

私も昔、よく夫と出掛けた先で

「あら~若い奥さんでいいわねぇ~。」

などと何度言われたかしれません。

確かにそのたびに夫は嬉しそうにニヤリとしていました。

今となってはまったく気持ちが悪いですが、

そういったプチ成功体験に似た喜びが私によってもたらされたと思っていて

じゃあせめて自分は年上なりのいいとこ見せなきゃ

と頑張ってくれるわけです。

 

4.映画の夫婦割引が早いうちから使えた

言わずもがな、です。

夫婦の年齢の合計が80以上、だったかな。

私は30代のうちからこの割引を使えてました。

 

 

デメリット

 

1.昔話がかみ合わない

あるあるですね。

あさま山荘事件をついこの間の事のように言われても、ねぇ。

 

 

2.映画の時差がすごい

スターウォーズ最初のから映画館で見たとか、びっくりするわ。

 

 

3.ドライブ中の音楽争いがマジなケンカになる

ビートルズとかサイモン&ガーファンクルとかはまだいいでしょう。

しかしあの、オールディーズっていうんですか?

それもたまにならいいですけどね、

やれカリフォルニアドリーミングだとか

アンチェインドメロディとか、知らねっつーの。

で最後にゃ

グループサウンズと加山さんね。

 

 

4.まわりより早く老後を考え始める

上記3つはなかば冗談として済ませられますが。

この老後についてはなかなか深刻ですよ。

実のところこれまで歳の差なんて深刻に感じたことは皆無でした。

しかしここに来て

夫の退職。

ああもうそんな歳なのねと思わずにおれない。

しかも微妙に体力が落ちて来た。

先日数年ぶりにスキーに行きましたら

夫はもうガンガンスキーヤーではなかったのです。

考えられません。

ムカつくほどのガンガンっぷりだったのに

私と同じペースでいる・・・。

さらに

市が発効している敬老パスが使えるようになりました。

嬉しそうな夫。単純か。

私はちょっと複雑です。

まわりの友達のご主人は今まさに働き盛りからのラストスパートって感じなんですから。

 

 

まとめ

さて、なぜ唐突にまとめに入ったかと申しますと。

夫の老いを私がデメリットと感じるのは少しちがうな、と思ったからです。

そこをデメリットの項目に入れるのは違うのです。

相棒が弱くなっていくのは不安です。

これが私も同世代で同じように老いていく、周りの友達も同じように老いていくのなら

この不安は軽減されていた様に思います。

40代が50代になるのと

60代が70代に突入するのでは

全く違うということを

私は夫を見ていて知ってしまったというカンジです。

私自身はまだ50代であるにもかかわらず、です。

生物学的にみれば、

順当に、という言葉が適切かどうかはわかりませんが

まぁ順当にいけば夫は私より先に逝くでしょう。

さらに単純に考えれば

私はそこから歳の差である13年を生きていかねばなりません。ひとりで。

歳の差夫婦というのは

そういうことなのです。

夫があと10歳若かったら、と思わずにはおれません。

寂しいのです。

やはりこの寂しさは最大のデメリットであるのかもしれません。

 

まだ若き歳の差夫婦にアドバイスをするとしたら、

上に挙げたメリットの部分、

私が年下なのをいいことに相棒に頼り過ぎていた部分を

どうぞ自覚だけはしておいてくださいね、ってことです。

 

いろいろと話があっちこっちに飛んでしまい

すみませんでした。

 

幸いにも私の夫はまだまだやる気にみなぎっており

見た目も歳よりは若く見えるので

明日あたり「昼飯はうどんにしてくれ。」

とか言われたら

コノヤローどっか行け!

と、マジムカつくと思うので

そんなうちはまだ寂しくないかなと思っています。

 

 

 

tsukion.com