Life is very short. TSUKION BLOG

無知と偏見を経験が凌駕する!

冬の夜はもの悲しくなる

たぶん、
いつかひとりになる
未来の自分を想像して
無性にもの悲しくなる
年末の夜。
昼間の喧騒のせいなのか。
急ぐ人、
並ぶ車、
山盛りのカート、
浮かれた顔の人は少ない。

今の私は孤独ではないが
例えば今夜、1人でいることは
そんなに居心地が悪くもない。
ただ、
煙草を吸うのに
窓を開けて
冷たい空気が流れた時
外からもなんの音も聞こえなくて
そんな時
今、奥で先に寝ている家族も
いつか
亡くなり
あるいは
子供であれば
独立し連絡もままならなくなり
いずれにしても

この家からいなくなる。


誰とも会話しなかったな
なんていう1日を
過ごすようになる日が
必ずくるのを想像して
それは
今の私には
寂しい。

その時が来て
私はきっと
過去の自分に
そんなに心配することないよ
と言ってやりたいと
思うのだろう。

悩みを抱え
身体を折り曲げて耐えた日のことさえ
青い時の懐かしい思い出と
今の私が思っているから。


中年も後ろの方にさしかかり
若さをないがしろにしてきたことを
痛烈に思い知る。
しかし
私には
それを知る術がなかったし
たとえ知っていたとしても
なす術もなかっただろう。
成るべくして今がある。


まだ人生は続く。
この先の試練に
私はどう対応していくのだろう。

老いた私に
大丈夫だよ、
そんなに心配することなかったよ
言ってもらいたい。