Life is very short. TSUKION BLOG

無知と偏見を経験が凌駕する!

犬を飼いたいから「命」と「覚悟」を真剣に考える。ドッグカメラを買う準備は整っている。

私がペットを飼えない訳

 

もはや「ペットを飼う」などという言葉もはばかられるようになった昨今である。

ペットは癒しであり家族であり支えだ。

「飼う」のではなく人生を共に歩んでくれる存在になった。

私はもう何年も犬と暮らすことを考えているが

まだできそうにない。

それは、ひとえに、

私には「覚悟」ができないからだ。

それは

大切に育てていく覚悟だけではない。

彼らを「看取る覚悟」だ。

今50代の私は、おそらく、

飼い始めるペットより長生きするのだろう。

 

数年前に実家で飼っていた子が

18歳で逝った。

18歳はかなり長寿だったと言えるのだけれど

大往生だったねと笑って送ることなどできるはずもない。

カシャカシャと廊下を歩く音が聞こえない。

それだけで酷く打ちのめされた。

姉が飼っていた子が逝った時もそうだ。

遊びに行けば発狂したように出迎えてくれた子が

玄関先に出てこない。

妹のような子

姪っ子のような子

そんな存在だった子たちが

いなくなった。

あの喪失感。

 

犬を飼ったら

やはりコルクマットなど敷かないと足に悪いかなとか

トイレの場所はこの角だなとか

もちろん名前の候補も考えている。

そして!

なんと便利な世の中か、

留守中に愛犬を見守るグッズの素晴らしさよ。

これ。

カメラで、見守るだけではないのよ。

出先からおやつもあげられるのね。

んで、

やたら吠えたりしたら

スマホにお知らせまで来ちゃうんだってーのよ。

すごない?

ま、ひとつ私にはなかなかのハードルがあって

なんだかWi-Fiつながにゃいかんらしいんだが

愛犬の為ならやる。

こういったIT関連やらに疎すぎるお話はこちら👇️

tsukion.com

 

 

さまざまなリサーチや準備は整っている。

あとは気持ちだけなんだけど。

どうしても

あの失った経験がね、

だめなんだよなー。

ばーさんになって

悲しみにくれ

家に籠るようなことにはなりたくない。

あの時、

母も姉も

よくぞ立ち直ってくれた。

しかし、聞いてみると

悲しみは何年経っても変わらずにあると言うではないか。

なにかの拍子に思い出すのだそうだ。

会いたいと思うのだそうだ。

確かに、少し距離のある私でさえ

フッと彼らの匂いがする時がある。

柔らかくてふわふわとした感触を思い出す。

ああ

やっぱり

私にはまだ、覚悟ができない。

これは

ハリネズミのジレンマか。

ハグしたいのに痛い。

ちょっと違うか。

 

やらない後悔よりやって後悔、とか

一歩踏み出す勇気、とか

色々ありますけど

事これに関してはそうはいかない。

「命」を預かり

まず間違いなく「最期」を看る。

かけがえのない存在を失うことがわかっている。

どうするよ。

考えすぎか。

いやそんなことはない。

 

どーしよ。

とりあえず買っとくか、カメラ。