「悩みがあるから人に相談する」「相談にのる」とか、良くそんなこと出来るよね。

ブラックな私のオピニオン

私は他人に悩みを相談したことがない。

他人の悩みを解決できるとも思わない。

心に溜まったうつうつとしたものを吐き出すのはいい。

しかし悩んでいることが深刻であればあるほど

他人に言う気にはなれない。

こんな風に言うと

私は随分と偏った人間だと思われるかもしれない。

最近は偏屈かもって自覚も芽生えつつある。

今日は雨が降っていて

なんとなく気が滅入るのでこんなことをつらつらと書き始めた。

こんな人がいた。便宜上Aさんとします。

友達がどうも元気がなく落ち込んでいる。

本人も鬱ではないかと悩んでいる。

それを聞いたAさんは間髪入れずに

近所のメンタルクリニックを調べてその友達を連れて行った。

私はこの話を聞いた時、

Aさんにイラッとした。

このAさんを

「行動力があって友だち思いの人だ」などとは到底思えない。

なんと無責任なことをしたもんだと思うのである。

このお友達がもし心の病であったなら

Aさんは果たしてこの先どこまでこの人に関わってあげることが出来るのだろう。

そこまでの覚悟をもって病院を探しただろうか。

時には自分の家族よりもAさんを優先することができるのだろうか。

Aさんは優しい人なのかもしれないが思慮深くない人だと思う。

自己満足のひとりよがり。（ひどい言い方するよね～、ワタシ。）

悩みを人に打ち明ける時、

どうぞ解決してくださいと思って打ち明ける人はいないと思っている。

もう出ている答えを後押ししてほしくて話しているのではないか。

答えが出せていなかったとしても

ただひたすらに慰めて欲しくて話しているのではないだろうか。

「振られました。どうしたらいいですか。」

この相談には打開策はない。

「あきらめろ。」しかない。

それじゃあんまり冷たいじゃないの。

だから、なんとか時間が過ぎるのを手助けするぐらいしかできはしない。

やけ酒に付き合って、

一緒に元カレの悪口なんか言えるようになったらもう立ち直りは目の前だ。

時々、何を勘違いしたのか

一緒に彼氏のところに行って復縁話をするなんてのがいる。

バカか、と思う。

フラれた時に一番大事なのは

「プライド」を持つこと。

自分の人生で主役である自分がフラれたら脇役になってしまう。

自分の人生なのに脇役なんてことはありえない。

「お前ごときでたいしたダメージなんか受けとらんわ！」と、

100回ぐらい唱えて欲しいぐらいだ。

無理してでも、泣きながらでも。

それをストーカーまがいの行動を手助けするとは何事よ。

結構アッサリと別れ話が終わったなと相手が拍子抜けするぐらいのプライドを持ってほしい。

話が脱線してしまった。

常々、若い方々に思っていた別れ際の美学。

つい熱が入りました。

人から相談を受けた時、

自分に野次馬根性が全くないと言い切れますか？

私は家族以外は

心底親身になって相談に乗る自信はない。

だから、話して楽になるのならいくらでも話は聞くけど

意見することはない。

必ず「心から親身になってくれるのは親子兄弟、家族だけだよ。」と言い添える。

親身になってくれる親ももういないとなれば

それこそプライドを持ってがんばる。乗り切る。それしかない。

だから

よっぽどの時には

「相談がある。」じゃなくて

「なぐさめて。」と言ったらいいんじゃないかな。

ちなみに

例えば「相談」がお金の事だったとしたら

それは「相談」でななくて「お願い」なのよね。混同しがち。

「うちの古くからの家訓で貸せない。」と断った方がいいと思う。

てな感じで、色んな事が見えてくる50代も後半の雨の午後。

 雨激しすぎ！シトシトと品よく降れっつーの。