Life is very short. TSUKION BLOG

無知と偏見を経験が凌駕する!

落ち込んでる人には逆にこれ!救いのない映画5選をあえてお勧めする荒療治。

自分はそこまで最悪の事態だろうか?

 

気分が落ち込んでいる時に

応援ソングみたいなのを聴いて元気が出る人を

心底羨ましく思う。

そんな素直な性格ならもっと違った生き方があったかもしれない。

しかしこんなに長く生きてきて自分の人生を否定するのもどうかと思う。

素直じゃないならないなりのやり方で

せめて

「ま、今は考えなくていっか。明日考えよ。」

と思えるようなところまで気分を上げていきたい。

悩み事の解決はいっさい期待できないが

先延ばしにして逃げることも大切なのだ。

 

 

人の不幸は蜜の味なんていうのは嫌な言葉だけれど

こんなに不幸な人がいるなんて私は甘かった。

すぐさま思えるような映画がある。

「胸糞映画」ということではなく

もう、ほんとにやるせないというか

神様、どこ?いる?

ってなっちゃう。

自分の悩みや落ち込みが消えるわけではないが

他人の痛みに同情できる、

まだ自分の心にそんな余裕があることを知る。

 

手始めにこの5本を見たならば

そのことを認識できるに違いない。

私は今日から5夜連続でこれらを観返すつもり。闇か!

 

 

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ダンサーインザダーク

神様、どこ?

の代名詞とも言える。

間もなく目が見えなくなるという主人公は

同病の息子に手術を受けさせる為にお金をためている。

やっとゴールが見えて来た時

優しかった隣人が・・・。

そして彼女は死刑台へ向かう。

それでもなにか救いの手が差し伸べられると思うじゃない、普通は。

差し伸べられないの。

ひたすら不幸に向かうの。死刑だもの。

主人公セルマの顔がもう不幸に包まれちゃってる、最初から。

視聴後はドンヨリした気持ちしか残らない。秀逸。

 

 

ミスト

パニックムービーだと思ってました。

違ったわー。

もうね、

「私、後悔に苛まれてるんだ。」なんて簡単に言葉にしちゃいけないよと

思わされる。

この人以上の後悔ってあるかな。ないね。

最初謎の霧に立ち向かむ様はヒーローだったんだよね、この人。

なのに!

ラストシーンを観て。

気持を察することさえ不可能な後悔。

この人の気持ち、誰にもわかるまいよ。

 

 

リービングラスベガス

何とかならなかったかなーーー。

人生やり直せたんじゃないのかなーーー。

無理かー

無理だったのかー

アル中で破滅して

有り金全部使い果たしてラスベガスで死ぬ男の話。

ニコラス・ケイジの

死んだ魚の目を見てごらん。

自分はまだこの目にはなれてないや、と

逆に励まされちゃうほどの表情に感服いたしました。

 

 

ブレイブ

家族の為に命を売る男のお話。

若きジョニー・デップの美しさよ。

これも

なんとかならなかったのかなーー

って思っちゃうやつ。

「死ぬ気になれば何でもできる」

なんてよく言うけどさ。

これを勇気と言うならば

果たして勇気なんて必要なのかな。

私はこれ観て怖かった。

勇気となにかをはき違えたまま逝ってしまった男。

そんな勘違いを誰もがしそうで怖かった。

映画的には評価はあまり高くなかったようなんだけど

多くを語らず表情だけで見せてくれるジョニー・デップここにあり。初監督作品。

 

 

セブン

紹介するまでもない王道ですが。

モーガン・フリーマンが素晴らしいのね。

前半部分に見せるモーガン・フリーマンの笑顔が

最後の不幸を際立たせる。

連続殺人犯によって

この不幸を運命づけられていたという、

計画通り不幸になったという、

自分の努力ではどうにもならないこと。

「努力は報われる」

とは限らない。

選択の余地のない不幸でした。

なんの解決もない映画。名作中の名作。

 

 

 

いかがだろう。

これらを立て続けに観たならば

上には上がいると思えて

自分の悩みが小さく思えて・・・

なんてことは残念ながらない。

悩んでる人にとっては

自分の悩みが全てだ。

しかし

絶え間なく悩んでいると

禿げるし

肌荒れるし

白髪増えるし

バカ食いして太るし

痩せたとしてもみすぼったらしくなるし

老けるし

シワシワなるし

なんせロクなことにはならないのは間違いないから

たまには

こーゆー映画でも観たらいいです。

2時間ぐらいなんも考えないのがいいです。