Life is very short. TSUKION BLOG

無知と偏見を経験が凌駕する!

いつかセールス電話に一矢報いてやる

なんとなく気分のいい秋晴れの昼下がりを返せ

 

秋晴れでねーー。

なんか南米とかエクアドルとかよくわかんないけど

なんかあっちの方で、とにかくすごい遠い所で

なんか蝶々がバタバタ羽ばたいたかなんかで

あれやこれやで、プチ気候変動みたいのでも起こって、

そんな影響で日本が一年中こんな爽やかな

秋になる、なんてね。

バタフライエフェクト的な、妄想の午後です。

 

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 そんないい気分のところに1本の電話

昼間に家の電話が鳴ることなどめったにない昨今である。

本当に用のある人はスマホにかけてくるはずだ。

きっとセールスの電話だ。

いや、待てよ

遠い親戚のおばちゃんだったら

家にかけてくるかもしれない。

柿でも送ってくれたのかもしれない。

どうしよ。迷う。

そもそもうちの電話、なんの機能もなくて

留守電とか、撃退どころか

ディスプレイもないのがいけない。

 

とにかくセールス率濃厚だが

無視はできない。

私は昭和の女だから

やはり家にかかってきた電話をそうそう軽々しく扱うことは

できないの。

 

出る。

 

やっぱね。

聞き取れないほどの早口で社名らしきを

まくし立てるその女エイリアンは

立て板に水のごとく

ペラペラとしゃべり始める。

受話器が硫酸飛沫で溶けてんじゃ?

 

「今、お時間大丈夫ですか?」

などという気づかいは

遥か銀河の彼方にでも

置き忘れてきたのだね。

リプリー、助けて。

 

とにかく、その女は

マニュアル通りのセールストークを

一通り述べた後、

「資料を送らせていただきます。」

と唐突に言う。

「お電話口の方のフルネームいただけますか?」

と来た。

 

 

「それは個人情報ですのでお断りします。」

言ってやった!!!

私にしては上出来だ。気が利いてるよ、自分!

言葉の小さなスキに入り込むことに成功したかに見えた。

だのに!

その女は

まるでなにも聞こえなかったように

「資料をお送りするのにお名前が必要なんですよ?」

って。

言外に

「あなたそんなこともわからないんですか?バカじゃねーの?」

と言われてる気がした。

しかしながら私はこう見えて気が弱い。(異論受け付けます)

「いえ、あの、えっと、それはけっこうでして・・・」

私が完全になめられた瞬間だった。

「資料送らせていただいてもよろしいということでしたのでご説明させていただく所存でいらっしゃいますますのでー。」

いつからそんな話になってんだ。

慇懃無礼すぎて敬語もおかしくないか?(誇張あり)

 

もう切っちゃおうかな。

 

でも昭和女の私はなぜかそれがなかなかできないんだ。

エイリアンは私の電話番号を知っているわけで

今の世の中怖い人もいるしね。

しばし沈黙が流れた。

 

 

ツーツーツーツーツーツー。

 

え。

切れた。

むこうから切った。

耳鳴りかと思った。

 

私が躊躇している間に先を越されたんだ。

何やってんだ、私!

 

 

無礼には無礼で対抗するべきか

あちらも仕事である。 

と、理解を示すというのもわかる。

もちろんそうよ。仕事よ。

だからこそ

会社の看板を背負ってるということを思えばこそ

相手の都合を推し量るぐらいの配慮はするべきです。

ガチャ切りするセールス電話はとても多い。

 

こういう時何かものすごいダメージを与える一言が

ないかなぁ。と、いつも近所に住む2つ年上の姉と

策を練っているのだけれど

肝心な時にその言葉が出てこない。

なにか、下品でなくて、ともすれば知的な、

相手がギャフンとするようなクールな一言は

ありませんかね。

 

 

ちなみに夫はセールス電話に対して

「いま、時間ないんで。」と答える。

その後も話し続けようとする相手には

「あのね、これ、やんわりと断ってるんだけどわかりませんかね。」

と野太い声で言ってのける。

すっごくカンジ悪かった。

 

あっぱれ、夫!