Life is very short. TSUKION BLOG

無知と偏見を経験が凌駕する!

インターネット界隈に自信のない中高年に告ぐ ブログ開設物語

はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」

 

私はインターネット界隈に弱い。

 だから必死の思いでブログをやっている。

なぜ必死なのか。

わからないからだ。

なにがわからないのかわからないのだ。

なにがわからないのかわからないということが、わかりますか?

 

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夕飯の洗い物が溜まったシンクをリセットして一息つく頃には

家族はそれぞれ自分の持ち場に消えている。

いつの間にか静まった部屋は照明もほの暗い。

ダイニングテーブルにノートパソコンを持ってきて

おもむろに開く。

はてなブログのログイン画面にパスワードを打ち込んで

自分のブログを開く。

この一連の動作が出来ている自分の成長っぷりったら

毎回感動している。

インターネットやらパソコンやらに明るい人にはわかるまいよ。

 

10か月前のある夏の日、突如として

「ブログだ。」

と思い立った自分がいた。

齢50を超えて、(あ、すいません。50なんてとっくに超えて、なんならもうアラカン寄りでした。ちょっとでも年齢を曖昧にしようとするクセが抜けません。)

やたらとおうち時間が増えたことも相まって、日々考え事も多くなった。

なにかに取り残されているような

なにかに急き立てられているような

「やらねば。」みたいな、

「生きねば。」みたいな気持ちになり

根が素直だったので

それが

「ブログだ。」

に直結した。

ブログを開設することは

人によっては造作もないことで

「だから何?」とか言われたら傷つくんですけど。

とにかく

人の手を借りないでやる、と言うことを自分に課した。

何故そんなことを課したのか。

私は周りの人よりもインターネット界隈に弱い自覚がある。

だから、果たして自分がこれをやり遂げるのか、投げ出すのか、

試したかった。

かっこいい書き方してるが

なんか人に聞くのもシャクだったし(今さら聞けない感)

「結局やってないじゃん。」とか言われたらアッタマきて

親しい知人を失うかもしれない。

この歳になると新しい友達はなかなかできないので

今いる友達を大事にしている。

全く自分本位の理由である。

 

検索しまくった。

ありがとう、インターネット。

わからないことだらけだった。

前述の通り、そもそもなにがわからないのかがわからない。

ブログの概念からしてわからない。

まず、はてなブログを知った。

本登録ってなんだよ、

URLってなんだよ、

IDを取得し

proに移行する前に

ドメインを取得。

へ?

習ったことのない言葉の羅列という壁。

お名前ドットコムやらでドメインやらを取ると決心するのに

季節は夏から秋へと変わった。

またかっこいい書き方をしているが

時間かかり過ぎだろ。

なぜそこでそんなにも時間がかかるのか、

こういったものに精通している人には訳わからないだろう。

たぶん、いろいろと怖かった。

「同意しますか?」

と言う言葉が怖いではないか。

そんな簡単にわからないものに同意なんてできないよ。アタシは昭和女なんだ。

間違ってて、後にも先にも進めなくなったら

自分の力で解決できないのがいやだった。

誰かに聞いたら終わり。ブログはあきらめようと思っていた。

投げ出すかどうかのせめぎ合い。

何にそんなに追い詰められていたんだ、当時の自分よ。

そんなこんなで

もちろん、普通にやりさえすればあんな簡単なことで間違えるわけもなく

ドメイン取得に成功、

ブログとの紐づけもやってのけた。

有料ブログにしたのは

弱い自分を知っているから。

またかっこいい書き方してるけど

私に根性がないことは長年の経験により明白であり

「金をつぎ込んだ」

といういやらしい事実でもない限り長続きはしない予感しかない。

 ちなみにストイックな人を見ると眉間にしわが寄る。対極にある人だ。

 とにかく

ゴールは近い。

年内には1記事を書いて公開すると決める。

ペースが遅すぎてイライラしますか?

プライバシーポリシーとかダッシュボードとかレスポンシブとか

言葉の壁がまだジャンジャン出てくるのだもの。

コピペとかもわかんないんだよ?

どんだけ大変だと思うかね。

おぼろげな理解のままでは先に進めない。

落とし穴に堕ちるわけにはいかない。

もう決済しちゃったんだから。

「もぅムリィ~。」とかシナを作ってる場合ではないのだ。

いちいちを検索しては確かめた。

ありがとう、インターネット。

 

「石橋を叩いて壊す」というのはよく聞く言葉だが

私は叩いて壊して川に落ちてワラを掴みながら川底を這いずり回り

やっと向こう岸にたどり着いた。

その甲斐あってか

アドセンスにはすぐに合格した。

しかしそんなものに合格したところでどうってことないということに気づいたのは

開設後3カ月も経ったころだろうか。

私の記事は今だほとんど読まれない。

そうだった。

気が付いた。

ブログ開設はゴールじゃなかった。

スタートだった。

とたんに

SEOやらSNSやら

今度はアルファベットの羅列の壁だ。

いい加減にしてくれ。

なぜ、美しい日本語を使ってくれない。

世が世なら非国民扱いだっていうのに。

 

そんな中、

私のブログを読んでくださる奇特な方もいる。

いつもスターをくれる唯一無二の存在。

お名前を出していいのかもわからないので「N様」あなたです。

(こういうとこ慎重すぎて間違ってんのかな。)

こんな認識の状態ですので

お礼を言う術も知らず

公共の場ではありますがお礼に代えさせていただきます。

私のモチベーションはあなたに支えられてきました。

はてなブログ、VIVA!

 

こんな具合で

たぶんインターネット界隈やはてなブログの中にだって

私の知らない便利な機能が山盛りあるのだろうけど

私はそれを知らぬまま必死でブログを更新しているが

たぶん永遠に知らぬまま行くが

それはそれで

楽しくなくもない。

 

 

 

まぁ、今後は

デジタルネイティブとまではいかないにしても

もう少しインターネットリテラシーを理解したい。

 

 

 と、

必死になって専門用語っぽいものを使えるふりをしてみたが

いかがだろうか?

 

 

 

私にとってインターネットとは

いつの間にか世の中にはびこっていた便利ものだ。使いこなせないけどそれでいい。

歳いってからできた友達のように

気が合えばサイコーだけど

懐かしい思い出はない。

 

インターネットの網に引っかかってジタバタしているのか。

蜘蛛の巣のような頼りない網にすくいあげられて波に乗るのか。

 

始めなければ始まらない。