Life is very short. TSUKION BLOG

無知と偏見を経験が凌駕する!

久しぶりにスキーに行ったら、ヤバいことだらけだった

とにかく、いろいろ劣化しているので準備を怠ってはいけない。私のようになってはいけない。

 

 

よくよく数えてみたら

7年ぶりのスキーだった。

 

ハプニングが無いわけがない。

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1.言うまでもないウェア問題

「スキーに行こう」

とのんきに夫が言い放った時、

私の脳裏を1番最初によぎったのが

「ウェア問題」である。

ウェアは入るのか。いや入るはずがない。

前回行った時にはすでにパッツパツだったんだ。

あれから7年。

若いころと体形が変わらないんです自慢の人が

心底うらやましい。

この後何回行くかわからないスキー、新しいウェアを買っていいものなのか、

レンタルするか、いや待て、たぶん1日しかすべらないぞ、割高じゃあないか、

いや、もしかすると今シーズンもう一度行きたくなるかもしれないし、だったら買った方がいいに決まってる。

全く考えがまとまらないのだが、

とりあえす前のやつを着てみようという考えに至るまでに

3日もかかってしまった。

いざ試着。

おや。

上着は奇跡的に着れる。

そもそもスキーウェアはモコモコだから

多少の肥満はカバーしてくれるのだった。

問題はズボンだった。

おやおや。

こちらも奇跡的に入る。

入ることは入る。が。

ファスナーが、残すところあと7ミリ上がらない。

当然ボタンはかからない。

しかし、ファスナーというのは

つまみのとこをしっかり倒しておけば下がらないのよ。

よーし、妊婦の時にやった技、

ボタンホールに輪ゴムを通してボタンにかけるやり方を使って

誰にも言わずこのまま履いてしまおう。

きっと途中できつくてお腹が痛くなるだろう。

でもいいさ、そんなこと、知ったことか。

勇気を出せ、ワタシ。

 

ところが予想に反して現地では何の問題もなく1日履いて過ごした。

いや、問題はそこではなかったとも言える。

ズボン自体の劣化だった。

スキーウェアのズボンって

物によっては防寒用の生地が裏地ともう1枚貼ってあって

その生地がなんか劣化しちゃって粉吹いちゃってたのよ。

最初の休憩でちょっと靴なんか脱いでみたら

サラサラと

まるでパウダースノウのようなお粉が・・・。

どんなに足がジンジンしようとも、

くるぶしが当たって痛いから確認したくても、

2度と再び靴は脱ぐまいと誓って1日を過ごしました。

 

 

とにかく、久しぶりのスキーで

ウェアに多少でも問題を抱えているのならば(そんな人いるのか)

速やかにレンタルウェアを予約するべきだ。

 

2.スキー靴の劣化問題

上記のようなことがある時に限って

追い打ちをかけるようなことがあるのが

人生あるあるだ。

2回目のリフトを待っている時

私の足元に黒い固形物が散りばめられていた。

多少気にはなったが

久々のスキーに興奮しており

「黒い固形物が散りばめられている。」などという

どう考えても異常な出来事をスルーした。

最初は調子よく滑っていたものの

やたらと板が外れやすくなった。

ビンディングがあってないようなので

レンタルスキーコーナーで調整してもらうことにした。

確かにビンディングも合っていなかったのだが

調整してもらっている間に

私は靴底の異変に気が付いた。

靴底のゴム半分取れとるやん。

経年劣化で割れてしまったのか。

訳あって靴底の劣化には敏感な私である。

靴底に祟られている私である。

実は私には靴底についての黒歴史があります。ゴルフ場での出来事です。こちらに綴っております。👇

tsukion.com

 

 

 

んで、レンタル屋のお兄さんいわく

「このままだと危ないです。」って。

「んじゃ、靴をかしてください。」って。

借りました。

 

これにはまだ続きがあって

午後になり

一緒に行った息子のスキー靴に同じ症状が!!

息子の居るとこ居るとこに黒い固形物。

こんなことってあるの?

息子はもう大人なので滑り方も激しいせいかもっとほとんどゴムが取れちゃってて

ずーっとネジがあたる金属音も聞こえていたらしい。

んで、息子も靴を借りることに。

レンタル屋のお兄さんが

「午前中にもこんな靴の人がいましたよー、わっはっは。」て。

それ、あたしですからーーーー!!!!

 

さらにこの話には続きがあります。

靴を返す時、

そう。思い出して。お粉噴出ウェアの私。

返した靴は粉まみれでした。

一応、ウェアが劣化して~とか

7年ぶりで~とか

もごもご言ってみたけど

何のことやらわからんかったでしょうな、レンタル屋のお兄さん。

 

とにかく、スキー道具に不安がある人、

速やかにレンタルスキーを予約するべきだ。

 

 

3.転んだら最後、起き上がれない

私はスキーが決して上手ではない。

故に転ぶことには慣れている。

しかし、7年の歳月は思わぬところで

わたしのプライドを打ち砕いた。

転んだ私はもはや自分の体を起き上がらせることが出来なくなっていた。

例えて言うなら

華奢な女性ライダーが

ハーレーを起き上がらせる図を思い浮かべてもらえれば

想像しやすいだろう。

ま、現実にはそんな同情できるものではなくて

斜面にへばりついたデブが

杖代わりのストックに思い切り体重かけて

あろうことかストックがしなっているのに

身体が2ミリぐらいしか浮いてないという

もう、助ける気にもなれない図だ。

 

「もう、腕の筋力も随分落ちちゃってるのね。」

などと笑う私を見つめる家族の冷ややかな目を

私は二度と見たくない。

今日、私は二度と転んではならないと誓った。

そして次の瞬間にまた転んだ。

そして誰もいなくなった。

 

転びたくなければ

初級コースと林間コースだけを楽しむことを

強くお勧めする。

前回スキーの時の自分とは違うのだということを、肝に銘じて欲しい。

 

 

4.まとめ

高齢になってきた夫が

「最後のスキーだ。」

と言ったので

取るものもとりあえず的にスキー旅行を決行した。

おおむね楽しかったけれど

やはり歳月の過ぎたことを思い知った。

万全の準備があればいくつかの事は軽減されたはずだ。

 

 

備忘録として今日もう一度言っておきます。

「久しぶりのスキーは

ありとあらゆるものの劣化を疑え。そして備えろ。」