ベトナム ハノイ観光 体験談から知る面白い国 ～後編～
ベトナムの雑踏の中に身を置いたら 異国人である自分を感じられる場所だった
物騒で気の抜けない日常なんていうのを
味わったことないです。
優しくて厳しいベトナムは
ヒリヒリした日常を
嘆いてるヒマなどない人々が
今日もバイクで突っ走ってるのでしょう。
歩道は歩道にあらず
歩道はバイクがたーーーっくさん停まっていますので
基本、歩きづらいです。
地面も、なにか、噴火の予兆かっていうくらい
ボコボコしてますので
歩きづらいです。
ホアンキエム湖を眺めて
旧市街を散策して
（やっぱ、道路渡れないよー怖いよー。）
ちょっとひと休みで、お茶をって。
歩道にイス出して飲むんかい！
しかも幼稚園とかで使ってるような低いイス！
イス低っ！！
寛げねーー。
あ。くつろいでる人いるわ。現地の人。
そんな人がいっぱいで
歩道、歩きづらいです。
もはや歩道でもないんだから 名称変えたらいいじゃん。
どうしたって車道にはみ出して歩くことになっちゃうんだのに
そうなったらなったでクラクションがハンパない。
そんなに鳴らさんでも。
でも、ま、聞くところによると
クラクションは、日本のような
「ジャマだよ！どけ、オラァ！」
的なニュアンスじゃなくて
「自分ここにいまーす。後ろ通りまーす。」
というお知らせなんだって。
ところ変われば品変わる
デス。
こんなの見つけると商いパワーを感じます
「立ってるものは親でも使え」
という考えは日本人にもありますからね。
そういうことなんじゃないですかね。
「生えてるものはディスプレイに使え」
ベトナムの商いパワーって好き。
旧市街を歩きながら
夕飯など食べるところを探していると
そのパワーを感じることができますよ。客引きパワー。
（横浜中華街の甘栗売りでも感じられますけど。）
迷わず
「お姉さん、お姉さーん。うち おいしいよ。」って
お姉さん連発率の高いお店をチョイスしました。
お土産買おうかなーって入ったお店は
尋常ならざるシルク推し。
売るパワー VS 断るパワー
火花散らす対決に
無念の敗北。
買いました。シルクシャツとサンダル。
サンダルは
日本に帰ってから、忘れててしばらく放置してたら
表面がネチネチして履けなくなった。
で、外にほっぽって野ざらしにして雨風に打たれるままにしておいたら
ネチネチがとれた。
どーゆーの？
今は重宝してます。かわいいし。
話戻って
そのお店で敗北した私は
疲れ切って
「ベトナムコーヒー飲むとこ、近くにありませんか？」
と聞いてみました。
日本語通じなかったんで
「アイド ライク トゥ ドリンク ビェトナムコーヒー」
と言ってみた。
”ビェトナム” のとこだけ
やたら発音がよかったのはなぜかしら。
たまにあるよね。
小池都知事の
「ダイバー スィティ」みたいな。
Anyway、
土産物屋のおばちゃんは
有無をも言わせぬフォローミー感で
私を店の裏手へといざなう。
薄暗く細い通路。
ドキドキ。どこに連れてかれちゃうの？
で、通路抜けたら
そこは、やたら広々としたカフェ。
どんな構造！！
まぎれもなく、めちゃくちゃ美味しいビェトナムコーヒーいただきました。
商売上手なおばちゃんの巻でした。
おいしさの秘密に気づく
私は驚異的な偏食で、好き嫌いがえげつないほど。
だからベトナム料理はほぼ全滅。
ただ、最初の夜に食べに行った
お姉さん連発率の高いお店の
海鮮鍋みたいなのは美味しかったです。
鍋の中に野菜やら海鮮やらをバンバン投入して
グツグツ煮るってね、
はずれはないよね、さすがにこれは。美味しいに決まってるやつ。
ところが、なんと、最後にインスタントラーメンを投入。
斬新で 残念。
かと思ったら、これが
美味しいんだ。
小学生の頃の土曜日のお昼の風景が目に浮かび
思わず目頭が熱くなる、まではいかないけど
美味しいのか 懐かしいのか。
美味しいと感じることと 懐かしさとは
どこかで連動しているを知ります。
見るべきベトナム
人それぞれに、なにを感じて帰ってくのか
自分が何者なのかを知るきっかけになるかもしれません。
なんつってかっこいいな自分、なんつって思いつつ
軍事博物館やら見て
社会主義国家について考え
神妙な面持ちで博物館を出てきたら
例によってボコボコの歩道に
あのバイクタクシーのおっさんがいた。（前編 参照）
「バイクタクシー、安くするよ。」って言ってきた。
忘れたんかい！おっさん！あたしだよ！
見るべきは
このおっさんだよ・・・
👆このおっさんの話は前編の記事で👇
