中高年は年齢をネタに自虐を楽しんでいるのかもしれない

年齢自虐からの脱出

48歳以上というのは複雑なお年頃だ。

（48というピンポイントな理由は後述する。）

口では「いやぁ、俺なんてもうじじぃだよぉ。」なんて

頭をポリポリ掻きながら自虐的に笑ったぐらいにして

余裕のあるところを見せようとしながらも

その実、自分が年寄りだなんて

ひとつも思ってない。

考えてもみてくださいよぉ

今「いや、自分はそんなことはないよ。」

なんて思った人は、胸に手を当てて正直になってみてほしい。

もういい歳なのだと言ってはみても

スケベ心や、色気は失ってないはずだ。

会社の女子諸君の「○○さんはアリだよね～」なんて噂話の端にでものってくれたら悪い気はしないだろう。

よく行くカフェのバイトくんから「いつものですね。」なんて覚えてますよアピールされたらキュンってするだろう。

ビールっ腹気にしてジム行くばかりか、ひとつ手前の駅で電車降りて家まで歩いてみたり

ブレスケアだのミンティアだの　やたら口に放り込んでみたり。

女性はもっと顕著。

エステ、シミ取り、ネイル、まつエク、

ブラウス前だけパンツにINしてみたり。

ちょっと前に流行ってましたでしょ。すごく変わった着方。

あれは何なんですかね。

下っ腹出てませんよっつーアピールかと思った。

だって私の下っ腹はあの着こなしに耐えられないんだもの。

試したんだね。

若かりし自分に説教したいよ

ま、とにかく

自分を老いてるなんて本気で思ってる中高年なんていないよって話。

48歳以上って書いた根拠は

年齢による後退減少の文献を読み漁り

統計学を一から学んだ

などということは一切ない。

そんなことできるくらいなら

もっとマシな人間になっているはずだ。

根拠は私の主観のみである。ぼんやりとしたイメージ。フワッと。

なんでだかもともと偶数ってものにどんくさい印象があり48歳としたまで。

でも48歳って47歳よりグンと歳が進んだカンジしませんか？、

私の場合は　人に歳を聞かれた時

なんだか言いたくないなと初めて思ったのがこの歳だったってわけ。

しかし、まぁ48歳ならずとも40代といえば

立派な「おじさん、おばさん」であることは間違いない。

自分が20代の頃、もはや30代の人までも

「おじさん、おばさん」だったもの。

前方から歩いてくる女性（たぶん30代）が

タイトなジーンズにBODYを捻じ込んで（BoAちゃん、またこのフレーズ使っちゃった）いたのだけれど

私はそれを見て冷ややかに「無理すんな。」と思ったのを覚えている。

私はその後の人生では自分のこの言葉に耳をふさぎ

BODYを捻じ込むばかりか

チビT（ぴちぴちの小さいTシャツ、知らんか、若者よ。）なるものを着て

ちらりと腹など見えたりして。

まったく・・・。

恥の多い生涯を送ってきました。

太宰先生、私には　私を狂人扱いする友達がいなかったので

まだ頑張って生きていきますよ。

年齢なんて人間界だけの常識だしね

そんなこんなで

未だに自分の年齢を客観的に自覚するということをしたくない。

いや、もはや嫌悪していると言える。

なんでなのかなーーと考えて

思い当たること。

メディアで目にする人、いわゆる

芸能人だったり著名人だったりの中に

50,60過ぎても美しくある人が

ぽつりといたりするから。

かなり痛い人もいるけど

そういうのはご本人が全く気付いていないようなので

お幸せなことだ。

ほら、あの人とかあの人とか。

未だに○○ちゃんとかいう呼称で呼ばれててさ。

まつ毛エクステやりすぎだよって

誰か教えてくれる人近くにいないのか。

あーやだ。私って性格悪。

人の悪口はいくらでも出てくるの。ふふふ。

で、言いたいのは

美しくある人を目にすることがあるってことで

そういう人って外見だけじゃなくなんか内から

滲み出てるの。美しさが。

そしてきっと自分が老けたとか

もういい歳だとか、そういう次元でものを考えてない人だと思う。

それを私も見習いたいわけ！

だから　ことさらに自分を

こと年齢に関して　卑下するのは

やめます。

いいなぁ～、夏木マリ。

すてきだなぁ～。

某ファストフードで買った

三角チョコパイの箱に

「ティラミスの語源：私を元気づけて」

と書いてあった。

ティラミス！！自分！